#1 障害者の就業

2013/09/05 Posted by  トリまっぷ

 

2013年4月から2.0%に引き上げられた法定雇用率、就職の門戸が広がったと手放しで喜べる障害者はどれほどいるのだろう。障害者の就業について実情を考えさせられる機会があった。

知人に、見た目わからない精神障害があり、就職して一定期間が経過すると周期から決まって発症、退職を余儀なくされることを繰り返す方がいる。今回で8度目の就職活動中、「就職面接の際どこまで障害を開示するか」を悩まれていた。

身体障害でも、就業中に介助を必要とするのにサポートを受けられず就職に苦しむケースや、雇用形態の規定から能力に対して見合うポストを企業側が用意できないケースなど、問題はさまざま。

企業と就業(しようと)する障害者との間に横たわるミスマッチの壁、実態はけっこう強固で大きい。